美しい虹色の輝きを持つものや、半透明の単色のものがあるオパールは、誰もが一度は身につけたいと考える石ですね。この石の特徴や意味、もたらされる効果とその歴史などに触れていきましょう。
10月の誕生石として有名なオパールは、本格的な宝石としてのほうが名は通っているかもしれませんね。
高価な宝石としてのオパールはプレシャス・オパールと呼ばれるもので虹色の煌めきをまとっています。
一方、主にパワーストーンとして市場に出回っているものはコモン・オパールというもので単色である場合が多いでしょう。ピンクオパール、イエローオパールなどがコモン・オパールの代表です。
(プレシャス・オパールとコモン・オパールの違いについては「鉱物としてのオパール」の項目で後述します。)
オパールには多種多様なタイプがありますが、どのオパールにも共通して人々に希望を与える力を持つ石といえるでしょう。古来より幸運を呼ぶお守りということで、大切に扱われてきました。
オパールの放つ「陽の気」は、かなり強いものと言えるでしょう。ついついものごとをネガティブに考えてしまう方や、自信を持ちたいという方にオススメのパワーストーンです。
また、永遠の若々しさを保ってくれたり、女性らしさをより際立たせてくれるという女性にとっては嬉しい効果もあります。
インスピレーションが沸きやすくなるという効果も期待できますから、新しいことに挑戦してみたい方や創造力が必要な職業の方にもオススメです。
どのような種類のオパールも、あなたに希望の光を照らしてくれます。なんとなく張り合いがない日々を過ごしているという方にはお誂え向きのパワーストーンです。
ビーズのパワーストーンとしてよく出回っているピンクオパールは、特に恋愛方面へのアプローチに強いとされています。
女性としての魅力を際立たせてくれる効果もあり、ステキな異性とのご縁が欲しい方や片思いで悩んでいる方には、きっとその優しい力を貸してくれるでしょう。
また、ピンクオパールにはクリエイティブな活動をサポートしてくれる作用も期待できます。美的センスや芸術的センスを身につけたいという方にオススメです。
イエローオパールは、人間関係に疲れて元気のない方に力を与えてくれます。淡い黄色のオパールは見ているだけで心がぽかぽかしてくるようですね。
人間関係を良い方向へと導き、恋愛においてもステキな異性を呼び寄せてくれる…そんな優しい性質がイエローオパールの持ち味ともいえるでしょう。
大昔からオパールは幸せを呼ぶお守りとして、様々な文明に生きる人たちに愛されてきました。
古代ギリシャでは鋭い洞察力の源や予言のパワーがかたちになったものだと信じられていたり、ローマ時代には希望の象徴と考えられたりしていたようです。アラブには、オパールは稲妻から身を守ってくれたり、魔除けのような役割を果たしてくれたりするという言い伝えがあります。また、イギリスの劇作家、シェークスピアの喜劇「十二夜」にも登場する宝石です。
世界各国で産出される石ではありますが、18世紀にはハンガリー産のオパールがもっとも価値の高いものとされていました。
19世紀の後半ごろにオーストラリアでオパールが発見されると、その人気はオーストラリア産に取って代わられてしまったようです。
ただ、皮肉なことにビクトリア女王が寵愛していた作家、ウォルター・スコットの著書にオパールを持つ女性の悲劇が描かれたことで一転して呪いの石として忌み嫌われることとなり、価値が暴落してしまいました。
当時オーストラリアを植民地にしていたイギリスでは、この暴落に悩まされることになります。そこでビクトリア女王自らオパールを身につけ、また、贈答にも用いることで、この悪評を振り払ったという逸話も残っているのです。
極小さなケイ酸球が、火山の溶岩の中で急速に高温で生成されたものをマウンテンオパール、砂岩の中でゆっくりと低温で生成されたものをサンドストーンオパールと呼びます。
マウンテンオパールは虹色に輝く遊色効果を持ち、透明度が高いことからプレシャス・オパールと呼ばれ、高価な宝石として加工されることが多いでしょう。
一方、サンドストーンオパールは遊色効果が無かったり、不十分であったり、透明度が低いことからコモン・オパールと呼ばれています。
プレシャス・オパールがパワーストーンとして安価で出回ることはまずあり得ません。あったとしてもプレシャス・オパールの名前が冠されたものは非常に高価で希少価値が高いでしょう。
宝石としてのオパールでもっとも価値が高いものは、ブラックオパールと言われています。黒を基調とした中に赤や緑など6色が浮遊しているさまは、まるで星空を眺めているかのようでしょう。
イエローオパールやピンクオパールなどのコモン・オパールは比較的安価で手に入りやすいパワーストーンです。
オパールは世界各地で産出されますが、産出量が多い国はメキシコとオーストラリアとなっています。
取り扱いしやすい石ではありますが、念のため太陽光や流水による浄化は避けたほうがよいでしょう。
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