花びらを思わせる薄いピンク色をしているクンツァイトは、愛の石とも呼ばれています。恋愛運や美容に効果があるといわれているクンツァイトの特徴や効果を詳しく見ていきましょう。
優しいピンク色をしているのが特徴のクンツァイトは、美しい見た目から女性に人気の高いパワーストーンです。
ピンクと言っても一色ではなく、ペールピンク、ライラックピンクから紫に近いヴァイオレットピンクといった色彩豊かで、ピンクばかりではなく黄色のものもあります。
緑色のクンツァイトはとても希少価値が高く、ヒデナイトと呼ばれて高価な宝石として扱われているようです。
特にビーズ上のクンツァイトにみられる特徴として、無数の線が入って高級さを感じるでしょう。とても透明度が高く透き通る美しさを持っています。
愛の石と呼ばれるように恋愛運や結婚運のお守りとして人気です。
真実の愛を教えてくれるパワーストーンなので、持つことで純粋な愛に気づいたり取り戻すことに力を貸してくれるでしょう。
自分だけではなく周囲の人にも良い波動を伝えることができ、良い人間関係を築きたいと思っている人におススメです。
愛情のパワーが非常に強いので、ネガティブ思考に偏りがちな人が持つことで、マイナスのエネルギーを浄化してくれます。
精神的にも肉体的にもストレスが溜まっている時には、深い癒しのパワーをもたらしてくれ、持っている人が健康でいられるように働きかけてくれるでしょう。
2021年に、新たに9月の誕生石として制定されました。
クンツァイトは真実の愛を教えてくれるパワーストーンであり、無邪気な子どもの心を取り戻すようサポートしてくれます。
自分自身が純粋な愛で周囲の人に接することができるようになると、無償の愛を注ぐことができるようになり、思いやりをもって人と接することができるようになるでしょう。それによってより良い人間関係を築いていくことができるのです。
体にたまってしまったマイナスのエネルギーを浄化してくれるパワーもあります。深い癒しの効果があるので、心身ともにプラスのエネルギーを得ることができるでしょう。
クンツァイトは1902年にアメリカのカリフォルニア州で発見された比較的新しいパワーストーンになります。
発見されたときはピンクトルマリンと鑑定されましたが、再度詳しく調べてみると全く新しい鉱物であるということが分かったのです。
クンツァイはギリシア語で燃え尽きて灰になってしまう様子を表しているスポデューメンの一種で、熱が加わると発光するという性質を持っています。
正体不明とされたピンクの水晶の標本が、現在でも宝石を扱う会社として有名なティファニー社の鉱物学者であったジョージ・フレデリック・クンツ博士に贈られたのです。
クンツ博士はピンクの結晶がリシア輝石であることを確認し、新しい品種であることを発見しました。
その当時ノースカロライナ大学と呼ばれていた現在のニューヨークカレッジで化学教授をしていたバアカヴィルが、クンツ博士に敬意を示し1903年にその石にクンツァイトと名付けたといわれています。
発見されたのがカリフォルニアで、アイリスの花を思わせる色合いであることから、カリフォルニア・アイリスと呼ばれることもあるようです。
それ以来、クンツァイトは魅力的な宝石とされ、女性が好む色彩から特に女性から人気を得ています。
クンツァイトはスポデューメンと呼ばれるリシア輝石の中でもピンク色のものになります。
花崗岩質ペグマタイトやリチア雲母のレピドライト、リチア電気石であるエルバイト等のリチウムを含んでいる鉱物と一緒に産出されることが多いようです。
クンツァイトは大きな結晶の塊として産出されます。細い棒状や薄い板状、塊状でも見られるようです。見る角度が違うと色彩も変わり、透明に見えたり部分的に色が濃く見えたりすることもあります。
一方向にひび割れしやすいデリケートな石です。柱状結晶で産出されると、垂直に独特の平行な線や溝があることが多いようです。
産出されるときには濃いピンク色をしていますが、クンツァイトのピンク色はマンガンを含んでいるものであるので、時間がたつと薄くなるという褐色性の特徴を持っています。
ピンク色のものはクンツァイトですが、緑色のものはヒデナイト、黄色のものはトリフェーンです。
クンツァイトの和名はリチア輝石であり、主な産出地はアメリカ、ブラジルやマダガスカル、アフガニスタンになります。最近ではマダガスカルで大粒で色が濃いものが産出されているようです。
組成はLiAlSi2O6で、硬度は7、比重は3.03~3.36、屈折率は1.66~1.68になります。
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