
フローライトは鮮やかな蛍光色を発するパワーストーンであり、カラーバリエーションが豊富です。フローライトの特徴や意味、もたらされる効果とその歴史などに触れていきます。
フローライトは加熱すると発光したり、紫外線照射すると蛍光を発光するという特徴を持っています。
暗い場所で石の破片を火の中に入れると、パチパチとはじけるように燃え蛍のような光を発するでしょう。
多くのカラーバリエーションを持ちグリーンやパープルを帯びたものが多いようですが、本来は無色透明のパワーストーンです。
フローライトは持っている人に自由な発想を授けてくれる効果があります。
独創的なアイデアや固定概念に縛られない斬新なものを生み出したいときにパワーを貸してくれるでしょう。
自分でも気づいていないような新たな才能を引き出したいときにもおススメです。
新たな出会いも引き寄せてくれるので、自分とは全く縁のなかったような分野の人との出会いを促してくれます。
頭や心をリフレッシュしてくれ、ストレス等によって疲れた心身をリラックス状態にしてくれる効果も期待できるでしょう。
フローライトは天才の石とも呼ばれており、判断力や記憶力、思考力を向上させるのに効果を発揮してくれます。そのため受験や資格取得のお守りとしても効果的です。
冷静に物事を判断できるよう、精神的安定ももたらしてくれます。日々一生懸命頑張り続けている人に、癒しを与えてくれるでしょう。
フローライトは繊細さやはかない美しさをもたらしてくれる石であり、感受性を豊かにしてくれます。
頭脳を明晰にしてくれたり、意識を高次元に導いてくれる効果があるでしょう。
新たな発見や興味を引き出し、固定概念を払拭してくれます。
不安や緊張といったネガティブな気持ちをクリアにしてくれ、ストレスを癒してくれる効果もあるようです。
精神力を強くしてくれ、ポジティブなエネルギーを得ることができるでしょう。
持っている人の意志と個性を強めてくれる効果もあるので、人生の目的をより明確なものにしてくれます。
インスピレーション力を高めてくれるので、天からのメッセージを受け取りやすくしてくれるでしょう。
フローライトの名前はラテン語の水の流れを意味するfluoに由来しています。
フローライトが金属の製錬の時に溶解した金属から分離して浮かぶかすの流動性を高めるのに使用されていたことからその名がつけられたようです。
そのほかにも蛍光性を意味するfluerescenceやフッ素を意味するfluorineに由来しているという説もあります。
フローライトは可視光線のもとでも紫外線のもとでも鮮やかな色合いを示すのが特徴で、装飾品や宝飾品に加工されてきました。
工業的に高純度の蛍石結晶であり、130nmから8μmと幅広い波長の光を透過するので、光学材料としても幅広く利用されているでしょう。
光の分散度がひくいので高倍率でも鮮明な画像を映せることから、望遠鏡のレンズにも用いられます。
フローライトは比較的多くの場所で産出され、イギリス、中国、ドイツ、カナダ、オーストラリア、スイス、ノルウェー、メキシコなどです。
ケニアやアメリカではとても大きな堆積層が発見されました。
1965年にはイリノイ州の州石としてフローライトが指定されたのです。その当時の最大のフローライトの産地がイリノイ州だったからでしょう。
19世紀ごろの葉宝飾品として加工するためにたくさんのフローライトが採掘されました。
フローライトは紫外線を照射したり熱や圧力を加えることで鮮やかな蛍光色を発します。
フッ化カルシウムを主成分とするハロゲン化鉱物の一種でフロースパートと呼ばれることもあるようです。
フローライトの色は基本的には無色なのですが、内部の不純物によって黄色や緑、青、紫、灰色、褐色といったカラーバリエーションがあります。そのため世界で最もカラフルな鉱物ともいわれているでしょう。
不純物の中に希土類元素であるレア・アースを含んでいるものが紫外線を照射すると蛍光を発するのです。
フローライトは水溶性の鉱物であるため、水に弱いという性質を持っています。そのため長時間水に浸すのは避けるようにしましょう。
硬度は4であり比較的柔らかい鉱物であるので、彫刻品やアクセサリーに加工されることが多いようです。
さほど固くなく割れやすい劈開性の性質を持っているため、ひび割れしやすく傷つきやすいというもろさがあり取り扱いには注意しましょう。
ひび割れをしてしまった時には、クラック部にオイルや樹脂を浸透させると目立たなくなります。
組成はCaF2で、等軸晶系です。形状は立方体、八面体、球状、脈状になります。
比重は3.0~3.2で、光の屈折率は1.43~1.44です。