カーネリアンは幸運を呼ぶ石として古代エジプトの時代から大切にされてきた石です。強力なパワーを秘めている色鮮やかなカーネリアンの特徴や意味を詳しく見ていきましょう。
カーネリアンは鮮やかなオレンジや赤色をしている情熱的な石で、とても美しく魅力的です。
クォーツの結晶が集合して塊になっているカルセドニーのグループに属しており、強い赤色の発色をしているものになります。
産出されるときには円形状の形をした結晶であり、とても独特な形が特徴です。
カルセドニーは発色によって呼び名が違い、強い赤色をしているものはカーネリアンですが、褐色が強く出ているものは似ていますがサードと呼ばれます。青色のものはブルーカルセドニー、緑色のものはクリソプレーズと分けられているようです。
石の色や模様によっては区別が難しいものもあり、混在して流通している場合が多いといえます。
強力なパワーを持っているので、持っている人の願いをかなえてくれると信じられているようです。
7月の誕生石で、持っている力を発揮するのに力を貸してくれたり、未来を作り上げていくのをそっと見守ってくれる守護石になります。
なかなか勇気が出せず行動できない人が持つことで、決断力と行動力を授けてくれるでしょう。
なんとなくやる気がない人には、モチベーションアップの効果があります。
新しいことにチャレンジしたいときにも自分の力を最大限に発揮するようパワーを授けてくれるようです。
これから何かを始めようと思っていたり、気持ちが前に向かないときにおすすめの石です。
カーネリアンが持っている明るいバイブレーションによって、モチベーションや好奇心を向上させてくれるでしょう。
優柔不断になっていたり勇気を持てないときにカーネリアンの力を借りることで、そっと背中を押してくれ正しい道へと導いてくれます。
自分の能力を発揮したいときや、自分でも気づいていないような潜在的な能力を知りたいときにもカーネリアンが効果的です。
鮮やかな赤色をしているカーネリアンは勝利を呼び込む石でもあります。
カーネリアンの語源は肉を意味するcarnis、または新鮮を意味するcarneolusに由来しているようです。
古代エジプトの時代には幸運を呼ぶ石として身につけられていました。
古くから多くの人々に重宝され、様々な装飾品として身につけられていたようです。
紀元前2500年ごろのメソポタミア文明のあった王の墓からはカーネリアンを使った装飾品が発掘されています。
宝飾品やアクセサリー、印章、印鑑等にカーネリアンが用いられており、今でも実際に目にすることができます。
イスラム教のマホメットもカーネリアンを身につけていて、魔法の石とも悟りの石とも信じられていたようです。
一国の王に身につけられていたカーネリアンは、その時代を生きている人々の中でも身分の高い人が身につけることで権利の象徴でもあったのでしょう。
護符としても大切にされていた石であり、戦いの場に向かうときには勇気と勝利のお守りとしてカーネリアンを身につけたといわれています。
へび等の害獣からも身を守るためにも使われていました。
世界中の広い地域で装飾品だけではなく印鑑としても用いられていますが、その中でも有名なのはナポレオンが愛用していたカーネリアンの八角形の印章です。
クォーツの変種と言われているカーネリアンはカルセドニーの一種であり特に赤色が強いものがそう呼ばれます。
カルセドニーとは含珪酸溶液の中から沈殿して作られたごく少ないクォーツの結晶があつまって塊になった鉱物のことです。
岩石の空洞の部分に円形状にできたり、滴や鍾乳、水母といったとても個性的な形状で産出されます。
カーネリアンの赤色は、微量に含まれている鉄分です。産出されたときには薄い赤色ですが、熱処理を施され鮮やかな赤色になります。
カルセドニーの内部組織が並行して並んでいると、猫目のシャトヤンシー効果を示すのでキャッツアイのイミテーションとしても使われることがあるようです。
シャトヤンシー効果があまり見られないものは、シラー効果と呼ばれムーンストーンのイミテーションになります。
シャトヤンシー効果やシラー効果があるものは、ガラスや金属皮膜といった加工が施され、効果を強調されることもあるようです。
和名は玉髄と呼ばれ、産出されたときに人間の髄に似ていることからそうつけられました。
組成はSiO2で、色は赤色のほかに褐色、オレンジです。結晶系は六方晶系、潜晶系になります。
硬度は7で、比重が2.57~2.64、光の屈折率は1.53~1.54です。
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