九星気学では、方位には特定の運気があると考えられて、一白水星や二黒土星などの九つの星と方位を組み合わせて運勢を判断するものです。
方位は年や月、日ごとに変動するものとなり、
があると考えられています。
吉方位とされる方向へ向かうと、スケジュールが順調にこなせたり、充実感や満足感が得られたりポジティブな影響が生じますが、一方で凶方位とされる方向へ向かうと、トラブルに巻き込まれたり、目的が果たせなかったりとネガティブな影響が生じるとされています。
そのため、一般的には
凶方位への旅行や引っ越しは避けるべき
とされていますが、凶方位だと知らずに行動をしてしまう場合もあれば、仕事や家庭の事情、学校行事などでどうしても凶方位へ向かう必要がある場合もあるものです。
中には、せっかくの楽しい旅行のはずだったのに、凶方位だったことがきっかけとなり
トラブルが立て続けに起こってしまった場合もあるのです。
そこで今回は、凶方位へ旅行した際の影響力と対策、そしてすでに凶作用を感じている場合の対処方法についてお伝えしていきます。
なお、方位を見る際には、8つの方位を指し、九星が配置される方位盤を使用して、方位の吉凶を見ていきます。
方位盤の種類については、過去記事「▼年盤・月盤・日盤とは?九星気学の方位盤について知ろう」でもお伝えしているように、
があり、これらを元に旅行先や出張先の吉凶を判断します。
どの盤面を使用するかは移動距離や日数によって異なり、
を見て判断すると良いでしょう。
なお、凶方位への旅行すると以下のようなことが起こる場合があります。
また、凶方位には主に5つの種類があり、それによって凶作用が異なります。
五黄殺(ごおうさつ)
サービスが悪いなど、イライラすることが多い。
暗剣殺(あんけんさつ)
トラブルに巻き込まれる。
破壊殺(はかいさつ)
物が壊れたり、人間関係の悪化。
本命殺(ほんめいさつ)
ケガや突然の体調不良などが生じる。
的殺(てきさつ)
手違いなどが起こり、臨機応変な対応を迫られる。
このように、凶方位への旅行がさまざまなトラブルに巻き込まれる場合もありますので、注意が必要です。
運気の低迷しているときはエネルギーが弱まることもあり、無意識のうちに凶方位へ行きやすく、
凶方位がさらなる凶方位を呼ぶ負のスパイラルに陥りやすい
といえますので、旅行する際には方位を確認することを習慣化できると良いでしょう。
なお、どうしても凶方位へ行かなければならない場合には、直接その方位へ向かうのではなく、
まずは吉方位へ出向くようにしましょう。
そして、その土地で水を飲んだり、地元で作られたものを食べたりして、体内に良きパワーを取り込むことで
大難が小難に、小難が無難になる
と考えられています。
方位を気にせずに凶方位へ旅行してしまった場合もあるかと思いますが、特段何も影響がなければ問題ありません。しかし、中には旅行から帰ってから何かしらトラブルが生じてしまう場合もあるものです。
吉凶方位の効果の大きさは、距離と期間が大きく関係しており、日帰りの国内旅行ではさほど影響がありませんが、月単位の海外旅行などでは凶の作用が生じてしまう恐れが大きいでしょう。
なお、凶の影響を受ける期間は、年盤であれば60年、月盤であれば60ヶ月、日盤であれば60日となり、「4・7・10・13の法則」といわれるタイミングで現れやすくなっています。
– 4・7・10・13の法則 –
年盤:当年、4年後、7年後、10年後、13年後
月盤:当月、4ヵ月後、7ヵ月後、10ヵ月後、13ヵ月後
日盤:当日、4日後、7日後、10日後、13日後
また、方位による吉凶パワーは蓄積されていくもので、すでに凶方位へ旅行してしまった場合はどうにもなりませんが、吉方位へ旅行して吉のパワーを得る
「祐気取り」を行うことで、マイナスの運気を吐き出すことが可能です。
九星気学における方位には、毎年、毎月、毎日というように九星が巡回しているため、吉凶方位が変わったり、吉方位がない場合もあったりと刻々と変わっていくものです。
そのため、旅行する際には良いタイミングで吉方位へ向かうように心がけることで開運につながるでしょう。
九星気学で相性や運勢が丸わかり!