九星気学では、その人にとって幸運をもたらしてくれる方位を吉方位といい、反対に悪い運気を得てしまい、運気を下げてしまう方位を凶方位といいます。
このように、九星気学では特定の方位へ移動することによって運勢に影響を与えると考えられており、なかでも
引っ越し先の方位は特に重要な要素となります。
吉方位に引っ越すことで運気が上昇し、幸福や成功を引き寄せ、家族や自身の安定した生活を築くことが期待されますが、反対に凶方位に引っ越すことで運勢が低下し、不運やトラブルが増える可能性があります。
引っ越しをきっかけに運気をアップさせて、家族みな健在でますます発展したいと思うならば、九星気学の方位を気にしてみてはいかがでしょうか。
引っ越しに限らず、日ごろから方位を気にすることで悪い運気に引きずり込まれずに済むかもしれません。
そこで今回は、人生の運気を左右するといっても過言ではない、引っ越しにちなんだ吉凶方位の調べ方についてお伝えします。
九星気学における吉方位と凶方位は、方位盤上での本命星と他の九つの星の位置関係によって決定されます。
本命星に影響を受ける吉凶の方位は以下の通りとなります。
《最大吉方》
「本命星の吉方位」と「月命星の吉方位」に共通する方位を「最大吉方」と呼び、九星気学で最も運気が良いとされる方位です。
《吉方》
本命星と相性の良い九星の方位。
《天道(てんどう)》
万人にとって吉となる方位で、年盤と月盤の両方に存在し、基本的に月盤の天道が重要視されます。
また、天道には方位の効果を増幅させる力があり、最大吉方や吉方と天道が一致した場合は、その吉方位の効果がより強く現れるでしょう。
《本命殺(ほんめいさつ)》
方位盤で自分の本命星が位置する方位となり、突然のケガや体調不良など身体に関わる災いが起こりやすいとされます。
《本命的殺(ほんめいてきさつ)》
方位盤で自分の本命星が位置する方角と反対側を「本命的殺」と呼び、悩みやストレスにより精神的な災いが起こりやすいとされます。
《定位対冲(ていいたいちゅう)》
方位盤上の九星が、本来の定位置(後天定位盤上の位置)と反対側を「定位対冲」と呼び、「破」に似た凶作用が起こりやすいとされます。
《五黄殺(ごおうさつ)》
年盤や月盤に五黄土星が位置している方位を「五黄殺」と呼び、自らの過失によって災いが起こるといった悪い運気が降りかかる凶方位です。
《暗剣殺(あんけんさつ)》
五黄土星が位置している方位の反対側の方位を「暗剣殺」と呼び、事故や盗難などの予期せぬ災いに見舞われる凶方位です。
《歳破(さいは)、月破(げっぱ)、日破(にっぱ)、時破(じは)》
年盤や月盤などの方位盤において、十二支の位置と反対側の方位を指し、約束事が破られたり、縁談が破談になったりと、あらゆる事が破られる災いが起こる凶方位です。
このように九星気学では様々な吉凶方位があり、これらの方位は引っ越し先を選ぶ際の決め手になります。
ここでは、九星気学における引っ越し先の吉凶方位を調べる方法について解説します。
《1,自分の本命星や月命星を調べる》
本命星は生まれた年の九星のことで、月命星は生まれた月の九星のこととです。
なお、本命星は性格や感性などの人の本質を表し、月命星は精神面を司るものを表すとされています。
それぞれ計算して算出もできますが、以下のページでそれぞれ調べることができます。
《2,本命星や月命星の吉凶方位を確認する》
次に、本命星や月命星の吉凶方位を確認します。
本命星や月命星が吉方位にある場合は、その方位に引っ越すことで運気を上げることが期待できます。一方で凶方位にある場合は、その方位を避けることが望ましいです。
なお、吉凶方位は毎年変わるため、引っ越し時期の年盤と月盤を見ておくとよいでしょう。
▼九星の吉凶方位
《3,地図から吉方位に当てはまる場所を確認する》
さらに、年盤と月盤の両方を用いて、本命星や月命星の吉方位を探します。
年盤と月盤の両方で吉方位がベストといわれますが、どちらかが吉方位にならない場合には年盤を優先させるとよいでしょう。
最大吉方はより強力な幸運をもたらす可能性がありますので、そのような方位を見つけることができれば、引っ越し先の選択肢を絞り込むことができます。
なお、すでに凶方位へ引っ越してしまった場合には、吉方位へ行って吉のパワーを得ることを忘れずに!
また、ケガが続いたり、病気を患ってしまった、家族仲が悪くなった、職場を解雇されてしまったなどの場合には
などの対策を講じましょう。それでも悪しきことが続く場合には、吉方位に引っ越しをするとよいでしょう。
このように引っ越し先を選ぶ際には、九星気学の吉凶方位を調べることが大切です。あなたにとっての吉方位へ引っ越すことで、運気アップにつながる新生活をスタートさせることができます。
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