死気・殺気をチェック！五行説から紐解ける九星気学の相性と方位

九星気学は、古代中国の陰陽五行説を基に発展した占いのひとつで、九つの星（九星）と五行（木・火・土・金・水）を組み合わせて、運勢や吉凶方位、相性を占います。
九星は、生まれた年や月と日などによって運勢を予測するもので、相性や吉凶方位は五行思想の

「相生（そうせい）」と「相剋（そうこく）」

という2つの基本的な関係に基づいて判断されます。

そもそも五行説とは、自然界や人間社会を「木・火・土・金・水」の5つの要素から成り立つと考えられているもので、すべてのものは5つに分類することができ、それらが相互に影響を与え合うことでバランスを取っているという考え方です。

なお、相生とは互いに助け合う関係、相剋とは制約や打ち消し合う関係となり、それぞれが異なるエネルギーの循環を示しています。

相生の関係では、五行が順に次の要素を生み出し、成長や調和をもたらします。
具体的には、木は火を生み、火は土を生み、土は金を生み、金は水を生み、水は木を生みます。

この循環が続くことでエネルギーがスムーズに流れ、バランスの取れた状態が保たれます。例えば、木は燃えることで火を生じ、火は灰となり土を豊かにするといった自然界の関係を反映しています。

一方で相剋の関係では、五行が互いを抑制し合い、バランスを取ろうとします。
木は土を抑え、土は水を抑え、水は火を抑え、火は金を抑え、金は木を抑えるという関係です。

この抑制によって、エネルギーが暴走することを防ぎ、調整機能を果たしています。例えば、土は水をせき止めて流れを制限し、水は火を消す力を持つなど、自然の抑制作用を表現しています。

このように、五行説における相生と相剋の関係は、すべてのものが互いに影響を与えながら、調和や均衡を保とうとする原理を象徴していることで、自然界だけでなく、人間関係や吉凶方位にも関係すると考えられています。

そこで今回は、相生と相剋の「相剋」にフォーカスし、その概念についてお伝えします。

本格的に占う

相剋の関係には、死気（しき）と殺気（さっき）というものがあります。

死気
悪い影響を与える関係です。たとえば、五行の木にとって土は相剋の関係にあり、木が土を抑えようとするため、エネルギーが消耗され、木にとって不利な状態になります。
この関係は、運気が停滞しやすく、計画や行動に障害が生じる可能性があるため、注意が必要です。

殺気
相手から悪い影響を受ける関係です。たとえば、五行の木にとって金は木を抑制する力を持っており、金により木の成長や活動が阻まれることを意味します。
殺気の方位に行動すると、健康や人間関係、仕事などに深刻なトラブルが発生するリスクが高まります。

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死気や殺気は吉凶方位に影響を与えると考えられており、特定の年や月、あるいは自分の九星に応じて、死気や殺気に当たる方位を避けることが重要です。
運気の低下を防ぎ、トラブルを回避することができると考えられています。

死気の方位
この方位に移動や旅行をすると、エネルギーが衰退し、物事が思うように進まなくなることがあります。たとえば、引っ越しや新しいビジネスのスタートなどには不向きです。

殺気の方位
特に注意が必要な方位で、大きなトラブルや災害に遭遇する可能性が高いとされています。殺気の方位での決断や行動は、できるだけ避けるべきです。

本格的に占う

このように、死気や殺気の方位は避けるべきであり、九星気学のカレンダーや方位図を参考にして、吉方位や吉日を選ぶことが大切です。

また、どうしても死気や殺気の方位に行かなければならない場合やすでに行ってしまった場合には、その影響を軽減するための対策を講じるとよいでしょう。

• 早めに吉方位へ移動する
• 短期間でも吉方位の場所に訪れて運気を回復させる
• 良い気を取り入れる習慣をつける（お香や塩などを使った浄化など）
• 大きな決断を避ける
• 定期的に方位を確認する
• 方位にまつわる神様がいる神社でお祓いを受ける　など

転勤などの場合には簡単に吉方位への移動は難しいかもしれませんが、いくつかの対策を講じることでその影響を軽減することは可能となります。
お香や塩などを使って定期的に室内を浄化したり、重要な決断を避けたりすることが大切です。

また、凶方位に向かわないよう方位確認を習慣づけるようにすることで、運勢を安定させるためのポイントとなります。

九星気学で相性や運勢が丸わかり！

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