九星気学は、古代中国の易経や五行説などの思想に基づいた、個人の運勢や性格、相性などを占えるものです。生まれた年に対してひとつの「九星」が割り当てられ、この星に従って運命や方位、日々の行動に影響を与えると考えられています。
その中でも、九星気学において特に重要なのが方位です。方位は、個人の九星に基づいて計算され、その年や月、日によっても変動します。
「吉方」や「凶方」と呼ばれる方位があり、吉方は自分にとって運気を高めてくれる方位のことで、凶方は自分にとって運気が低下したり、悪影響を及ぼしたりする可能性がある方位のことを指します。
なお、最大吉方とは吉方の中でも特に強力で、
最も運を引き寄せてくれる方位
として重要視されています。
最大吉方の調べ方はいたってシンプルで
「本命星の吉方位」と「月命星の吉方位」に共通する方位
となります。
生まれた年から割り出す本命星は「運勢」を、生まれた月から割り出す月命星は「健康」を表すと考えられており、それが一体となる方位を選ぶことで、運命も体調も良くなり、金運や仕事運、恋愛運、健康運など、あらゆる面で運気が大きく向上する可能性が高いとされています。
最大吉方を活用するためには、いくつかの方法があります。
ここでは、その代表的な方法を紹介します。
1. 旅行や移動
最大吉方に向かう旅行や移動は、運気を上げる最も効果的な方法です。
たとえば、大切な商談や人生の転機となる出来事がある場合、最大吉方に向かうことで運気が味方してくれるとされています。
遠くの場所でなくても、近場でも最大吉方に沿った行動をするだけでも運気が向上するとされています。
2. 引越し
引越しをする際に最大吉方を選ぶことも効果的です。運気の良い日に自分にとっての最大吉方に引越すことで、さまざまな運気が上がり、人生においてプラスとなる影響を与えるでしょう。
3. 重要な決定をする際に
結婚や転職、投資などにおいて、運気の良い日に最大吉方で行動をすることによって、その行動が運命的に良い結果を生むと考えられています。
4. 日々の生活
日々の生活においても方位を意識することが重要です。運気の良い日に最大吉方を意識して、食事や買い物、出勤する方位を選ぶことで、日常的に運気を向上させることができます。
最大吉方は、運気の良い日に本来その方位に向かうことでポジティブなエネルギーが得られるものですが、同じ方位に五黄殺や暗剣殺や歳破などの強い凶方位が重なってしまうと、凶作用が優先されてしまいます。
凶方位のマイナス効果は吉方のプラス効果より影響が強く、最大吉方のエネルギーはかき消され、トラブルや不運を招く可能性が高くなるとされています。
たとえば、旅行や引っ越し先が最大吉方にある場合でも、そこに凶方位が重なっていると、その方向に向かうことで健康や人間関係に悪影響が出たり、計画が思い通りに進まなかったりすることがあるため、最大吉方で行動を起こす前には、凶方位が重なっていないかをしっかりと確認することが重要です。
もし、凶方位が重なった場合には、吉の効果を期待せずに、できるだけその方位を避けるように心がけることをお忘れなく。
なお、凶方位に向かったことで運気が下がると、一時的に物事がスムーズに進まない時期に入ることもありますし、すぐに悪い出来事が起きなくても、後からじわじわと影響が表れ、気づいたときにはもう避けられない状態になっている場合もあるのです。
九星気学では、方位の影響は時間をかけて蓄積されるとも考えられておりますので、凶方位を避け、吉方位に出向く習慣を身に着けるとよいでしょう。
九星気学で相性や運勢が丸わかり!