吉凶の方角を判断する占いとして有名な「九星気学」と「風水」。
どちらも古代中国の五行思想をベースとして発祥したものであり、自ら動くことで運を開けることから、
九星気学=風水
だと思っている人も少なくありません。
どちらも八角形の図を使ったり、五行思想に基づく相生(そうしょう)や相剋(そうこく)という相互関係も使うため、同じだと思っても仕方ないのかもしれませんが、実際には九星気学と風水は異なるものなのです。
というのも、占いは命(めい)・卜(ぼく)・相(そう)の主に三種類に分かれており、
九星気学は命術(めいじゅつ)
風水は相学(そうじゅつ)
とされています。
命術
生年月日や出生時間などから、生まれ持った性質や傾向、人生の流れなどを占うもの。星座占いや数秘術、血液型占いなど
相術
姿や形などの目に見える事象などから、現在の影響や今後の運勢などを占うもの。手相や顔相、姓名判断など
このように生まれ持った性質を占う「九星気学」に対して、形を整えることによって運命を変えていく「風水」は、似ているようで全く別物といっても過言ではありません。
まずは、九星気学とはどのような占術なのか簡単に見ていきましょう。
九星気学とは、別記事「▼九星気学は江戸時代にできた?九星気学の知られざる歴史る」でも紹介しているように、人間の運勢や性格を9つの星(方位)に分類して、それぞれの星が持つ特性や影響を見るものとなります。
自分にとって吉方位へ出向くことで良い運気を取り入れる
ことができるため、自らの運命を切り拓いていく「攻めの開運術」です。
一方、風水とは、「気の流れを物の位置で制御する」という思想であり、自然界における「木・火・土・金・水」の5つの要素のパワーバランスを考えて「気」の流れをコントロールし、より良い環境をつくることを目指します。
環境が運を決めるという考え方であり、住環境を整えることによって運気を変えていく開運術です。
なお、九星気学も風水も運気を上げるには自ら動くことが必要です。
占いにはいくつか種類がありますが、中には
「あなたは一生結婚できない」
「今の彼氏とは結婚できない」 など
といった悪い結果が出てしまう場合もありますが、九星気学や風水では
占い結果もとに、どのように行動すればよいか
と考えていく、ポジティブ思考な占術です。
そのため、異なる占術であるこの二つを組み合わせて実践することで、よりよい運気アップが期待できるのはないでしょうか。
よくないことが続いている…そんな時には、身の回りを整頓してカーテンやインテリアで運気アップを図り、良き方位へ赴き、神社やパワースポット巡りをするのも良いかもしれません。
なお、九星気学や風水の知識を活用しても、あなた自身の行動が変わらなければ効果は限定されることでしょう。運気をアップさせたいならば、常日頃からポジティブな思考や行動、習慣の変化がとても重要となります。
自分の運気を向上させるためには、占いなどに頼り切るのではなく、自己啓発や健康維持など自分を高める気持ちを持ち、実行することを心がけましょう。そうすることで、今よりも素敵な未来が訪れることでしょう。
自分の力を信じることで、困難に立ち向かい、チャレンジに挑戦し、夢を実現する勇気を持つことができます。
九星気学で相性や運勢が丸わかり!
▼九星気学に関するコラム一覧に戻る