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同会・被同会は九星気学の運勢判断法!見方と活用法を解説

九星気学の運勢判断法「同会・被同会」の見方と活用法

九星気学における運勢判断法「同会・被同会」とは

九星気学における運勢判断法「同会・被同会」とは?

九星気学の占術法のひとつである「同会・被同会」。
パッと見「同窓会」にも見えてしまうこの占術法ですが、主に吉凶方位判断に用いられる九星気学においては唯一の運勢判断法であり、同会法だったり、同会判断法などと呼ばれる手法となります。同会法のやり方は至ってシンプルで、

  • 年運の同会法:年盤を上にして後天定位盤を下に重ねる
  • 月運の同会法:月盤を上にして年盤を下に重ねる
  • 日運の同会法:日盤を上にして月盤を下に重ねる

といった具合に方位盤を重ね、自身の本命星との重なりを見て、それらを傾斜に割り当てて基本的な運勢を導き出す方法です。傾斜と聞くと、人の内面的な本質や気質を導き出す「▼傾斜法」を思い浮かべますが、同会法においても

自身の本命星と重なった星に割り当てられた傾斜が重要

となり、例えば

  • 2025年の年盤の六白金星は南
  • 後天定位盤の南は九紫火星
  • 同会は離宮同会(九紫同会とも言う)

といったように、離宮同会で定められた基本運勢が割り当てられる形となります。
各同会傾斜の特徴や運勢は、この後の章で詳しくご紹介していきますが、単に同会法で導かれた基本運勢を鵜呑みにするのではなく、

同会する九星との相性(相生・相剋)も重要な要素

となるため、その他の吉凶方位などの要素も含めて総合的に判断する必要がありますが、まずは同会法の基本的な考え方と導き方を知ることで、より多角的かつ全方位からの分析・診断ができるようになります。各星ごとの相生・相剋の関係性については、▼九星気学の基礎知識タブをご覧ください。

ちなみに同会法による診断の目的は、同会の意味合いにもなりますが

大人になってから進むべき道や生き方を示す

というもので、自ら自発的、能動的に起こす行動や出来事は「同会法」にて判断し、突発的な事故やアクシデントなど他動的な出来事は「被同会法」で判断します。ここで「被同会法」という初めての言葉が出てきましたが、同会法が重ねた方位盤の下側を見るのに対して、

重ねた方位盤の上を見るのが被同会法

となりますので、決して難しい内容ではありません。
上記同会の例で例えると

  • 後天定位盤の六白金星は北西
  • 2025年年盤の北西は三碧木星
  • 被同会は乾宮傾斜
  • となります。
    このように、内面的な性格を推し量る傾斜法とは別に、運勢判断法として「同会・被同会」も活用することで、未来に向けてどのような運気に恵まれるか、そのためにはどのような行動をすべきかなど、命術ならではの運勢判断が行えるのも九星気学の魅力となります。

    次の章では各傾斜がどのような運勢を示すのか、具体的に見ていきましょう

    方位盤を重ねて占う同会法における運勢の導き方

    方位盤を重ねて占う同会法における運勢の導き方

    同会法・被同会法の導き方を理解したところで、具体的な傾斜が示す基本運勢を見ていきましょう。

    傾斜の種類は、傾斜法のそれと同様に「八卦」の卦で示されますので、その種類については過去記事「▼同級生は性格がみんな同じ?!九星気学における性格について」を確認していただければと思いますが、同会・被同会においても以下のような種類に分類されます。

    一白水星
    九星:一白水星
    方位:北 八卦:坎宮同会
    二黒土星
    九星:二黒土星
    方位:南西 八卦:坤宮同会
    三碧木星
    九星:三碧木星
    方位:東 八卦:震宮同会
    四緑木星
    九星:四緑木星
    方位:南東 八卦:巽宮同会
    五黄土星
    九星:五黄土星
    方位:中宮 八卦:中宮
    六白金星
    九星:六白金星
    方位:北西 八卦:乾宮同会
    七赤金星
    九星:七赤金星
    方位:西 八卦:兌宮同会
    八白土星
    九星:八白土星
    方位:北東 八卦:艮宮同会
    九紫火星
    九星:九紫火星
    方位:南 八卦:離宮同会

    つづいて、それぞれの傾斜宮における基本的な運勢概要について見てみましょう。

    • 坎宮同会:運気は停滞期でも改善が見え始める時期。行動は慎重に。
    • 坤宮同会:運気上昇の準備期間、地に足をつけた行動が重要な年。
    • 震宮同会:運気の上昇が顕著な時期。物事の成果が表れ始める年。
    • 巽宮同会:運気の波が最高潮に達し、何事にも方徳が得やすくなる。
    • 乾宮同会:運気は引き続き好調でも足を掬われやすいので注意が必要。
    • 兌宮同会:運気下降が見え隠れし始める時期、私生活の見直しが必要。
    • 艮宮同会:運気が明確に下降し、小さな問題でも解決が難しくなる。
    • 離宮同会:運気の落ち込みが顕著で、何事も上手くいかない低迷期。

    といった点を考慮する必要があります。

    次に、具体的な同会法で年運を見てみましょう

    同会法で年運判断

    • 七赤金星の人の場合、2025年の年盤での方位は北。
    • 年盤を上、後天定位盤を下にして重ねた時の北は一白水星。
    • 坎宮同会であり、同会法単体での2025年の運勢は停滞期。

    といった判断をすることができます。
    被同会の場合は上下逆に重ね、四緑木星となります。

    もちろん、同会法単体で判断するのではなく、2025年の北は最大吉方であるほか、同会で重なる「一白水星」の性格の象徴、冷静沈着、柔軟性や適応力の高さなどを考慮するだけでなく、象意の事象「不動産取引」や「契約」といった点に留意するなど、総合的に考慮する必要があることは言うまでもありませんので、▼一白水星の基礎知識も併せて確認するようにしましょう。

    同会判断における基本運勢と実生活への活用法

    同会判断における基本運勢と実生活への活用法

    このように、運勢判断法である同会については、

    重なる九星の基本性質や象意なども加味

    することが重要で、上記年盤の例では「七赤金星⇔一白水星」の七赤同会の関係であり、

    金生水の相生の関係でもある

    ことから、

    被同会である一白水星の方位「南東」を同会吉方

    として捉えることもできます。

    ただし、坎宮同会においては、運気の谷とも言うべく転換点ではあり、まだまだ運勢としては下向きであるため、基本運勢としては「慎重な行動が求められる」状態です。あらゆる災難に見舞われる可能性もあるため、実生活においては

    積極的な行動や大きな判断は慎むタイミング

    であり、結婚や転職、住宅購入などの大きな決断は慎重さが必要。一方で、同会吉方である南東方位においては、方徳が得られる可能性もあるという状況と判断することができます。
    一方で、方殺(暗剣殺や五黄殺など)も考慮する必要があり、上記例では、北東が五黄殺・本命殺、南西が暗剣殺となるため、同会吉方となる南東とは一致しませんが、

    方殺の影響は相対的に大きくなる傾向

    にあるため、くれぐれも同会・被同会のみで判断しないよう留意が必要です。

    このように、同会・被同会においては、その年の運気全体的な流れを把握するのに用いられ、どの星の影響を受けやすいか?といった点も把握できるため、もっと積極的に活用されても良いのではないか、とも思える診断法のひとつです。

    九星気学は、どうしても「方位占い」的な認識が強いため、

    今年の吉方位は?といった点にフォーカスしがち

    ですが、吉方位に祐気取りをしただけで運気がアップするような単純な占術ではありませんので、様々な占術法を取り入れながら総合的に判断するクセをつけるようにすると、自身での占術判断の精度も高まるようになるでしょう。
    今回ご紹介した運勢判断法「同会・被同会」も、しっかりと自分のものにしましょう!

    九星気学で相性や運勢が丸わかり!

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