九星気学について、あまりご存じない人も多いかと思います。中には、
九星気学って、良い方位、悪い方位を調べるものでしょ?
と思われている人も少なくありません。
もちろん、九星気学では方位を利用して運気を上げることもあるので、この答えはあながち間違ってはいませんが、
九星気学における方位とは、運気を左右する重要な要素
として考えられています。
というのも、そもそも九星気学は古代中国に起源を持つ占いのひとつとなり、個人の運勢や相性、適した方位を判断するためのものです。その判断をするためには、
九つの星と方位、五行を組み合わせて占います。
なお、九星は、一白水星、二黒土星、三碧木星、四緑木星、五黄土星、六白金星、七赤金星、八白土星、九紫火星の九つから成り、それぞれが異なるエネルギーや特性を持っています。また、これらの九星は、
特定の方位に配置されることにより、方位の意味を決定します。
このように、九星気学では方位が重要な要素となり、特定の方位が特定の年や月において吉凶を象徴するのです。
上の画像は後天定位盤(こうてんじょういばん)と呼ばれるものであり、九星の定位置を定めた方位盤です。九星気学において最も基本となる方位盤の配置となります。
この配置はある法則にしたがって日々移動していくものであり、これらの動きにより運気などのさまざまなことを読み解いていきます。
各方位にはさまざまな効果があると考えられており、成功や繁栄、幸運をもたらすと考えられている「吉方位」や、不運や障害、困難が生じるとされている「凶方位」があります。
吉凶方位の種類と効果は以下の通りとなります。
《吉方位》
本命星と相性の良い九星の方位のことです。ただし、最大吉方と凶方位が重なる場合には、その方位の吉作用はなくなり、凶方位の影響があるとされます。
本命星と月命星の両方にとって相性の良い九星の方位のことです。ただし、最大吉方の方位に凶方位が重なる場合には、その方位の吉作用はなくなり、凶方位の影響があるとされます。
一般的な吉方位よりもさらに強力な吉運をもたらす特別な方位のことです。また、凶方位の本命殺や月命殺、的殺などの効果を中和し、吉に変えるパワーがあります。
《凶方位》
自分の本命星が位置する方位の方位のことです。この方位は特に身体に関わるトラブルが起こりやすい凶方位となり、突然の体調不良や怪我、持病の悪化などに注意が必要です。
自分の本命星が位置する方位の反対側の方位のことです。この方位は精神的なトラブルが起こりやすく、悩みやストレスで精神的に疲れてしまい、肉体にも影響が出ることがあります。
自分の月命星が位置する方位の方位のことです。本命殺ほどの強い作用はないものの、本命殺と同じように身体に関わるトラブルが起こりやすいため注意が必要です。
自分の月命星が位置する方位の反対側の方位のことです。本命的殺ほどの強い作用はありませんが、本命的殺と同じように精神的なトラブルが起こりやすいです。
五黄土星が位置するの方位のことです。五黄土星は「帝王の星」とも呼ばれ、その方位を犯すと非常に強い災いや長期にわたるトラブルが起こります。そのため、この方位は絶対に避けるべき方位とされます。
五黄土星が位置する方位の反対側の方位のことです。突然の病気や事故など、予期せぬトラブルが発生しやすい凶方位です。五黄殺と同様に、避けるべき方位とされます。
十二支の位置の反対側の方位のことで、年盤では歳破、月盤では月破、日盤では日破、時盤では時破と呼ばれ、この方位を犯すと、これまでの成果が崩れたり、体調を壊すなどのトラブルが発生します。
なお、これらの吉方位や凶方位は、特定の年や月の九星の配置や五行の理論に基づいて導き出されます。九星気学を効果的に活用するためには、吉凶方位とその影響を把握し、それに基づいて行動することが基本です。当サイトでも九星ごとに1週間の運勢と吉方位を紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
九星気学で相性や運勢が丸わかり!