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九星気学と算命学の類似点と相違点、各々の捉え方を詳しく解説!

九星気学と算命学の違いとは?類似点と相違点を解説

共に中国発祥の東洋占星術「九星気学と算命術」の類似点と相違点

共に中国発祥の東洋占星術「九星気学と算命術」の類似点と相違点

生年月日から導かれる干支を用いてその人の運勢や運命を紐解く占術「算命学」。
九星気学と並び、古代中国発祥の東洋占星術のひとつとして、日本でも広く活用されている命術占いとなります。

厳密に言えば、九星気学は中国から伝わったものを日本人が日本流にアレンジしたものになりますが、学問的には

九星気学が方位学、算命学が数理学

となるため、生年月日時を元にリーディングを行う点は同じですが、そのアプローチは全く異なります。

また、九星気学は人生における吉凶の方位を導き出すのに対して、算命学は誕生日を運命の出発点準として人間の特性を推し量ろうとするもので、互いに五行思想に基づいている点は共通していますが、得られる鑑定結果もまた異なるのです。

【主な類似点】

  • 中国発祥で日本流にアレンジされた占術
  • 五行思想に基づいている
  • 生年月日時のほか十干・十二支を用いる

【主な相違点】

  • 九星気学は9の本命星、算命学は12の大従星に分類
  • 九星気学は方位盤、算命学は人体星図を用いる
  • 九星気学は吉凶方位、算命学は人生の流れ後天運を読み取る

歴史を辿ると、算命学から派生したのが九星気学だと言われておりますが、陰陽五行を元にしている以外は、理論体系も異なれば、思想そのものも異なると言えるでしょう。

過去記事「▼未来の成功を引き寄せる!九星気学の活用術」でもお伝えしているように、九星気学においては運気が悪い方向へ向かう「凶方位」の機会を減らすことを重視しますが、算命学では生年月日から割り出される宿命に対して、

どのように行動すれば良い運命に繋がっていくか?

という後天運を数理的に分析する、いわば学問的な側面が強いといった特徴がありますので、この点もまた九星気学にはない理論ではあります。
今回は、そんな似て非なる九星気学と算命学との違いについて、深く掘り下げて見ていきましょう。

九星気学は天体の配置を重視~算命学は運命を算出する命理学を重視

九星気学は天体の配置を重視~算命学は運命を算出する命理学を重視

九星気学においては、少々大雑把な説明になりますが、生年月日を元に9つの本命星に分類し、年盤や月盤といった方位盤に当てはめて、その星の位置関係によって吉凶方位を鑑定するといった占術。その本命星がもつ本質的な部分に着目し、

どの方位に行動を取れば運気が開けるか?

という点に重きを置きます。

地球や天体の働きに対して一定の法則を体系化しており、年については180年を1つの周期としている点などは九星気学独自の哲学と言えますが、地球上で起こる自然現象を予測したり、個人の運気・バイオリズム、人生の転機が訪れるタイミングなども推し量ることができる占術です。

一方の算命学は「運命を算出する」といった学問的な側面が強く、陰陽五行の思想をベースとした哲学。生年月日を基準とした干支を星として、その星をベースに個人の運気や本質、性格や才能などを人体星図を作成しながら読み取っていきます。
なお、算命学は

「占いの王者」「東洋占術の最高峰」と呼ばれるほど

で、日本も含め幅広い分野で活用されていますが、一方で難解占術のひとつでもありますので、九星気学ほどシンプルではないかもしれません。
基本思想は

自らの宿命を知り、その宿命に従って生きること

となりますので、命術占いの原点とも言える占術ではありますが、具体的なアプローチとしては、人の身体の部位に見立てた人体星図を作成し、そこに十大主星・十二大従星と呼ばれる星を割り当て、その人が持つ本質や運気の強さなどを紐解いていきます。

また別の機会で詳しく取り上げたいと思いますが、人体星図に割り当てられた貫索星や石門星といった十大主星と、天報星や天印星といった十二大従星の位置と方角にはそれぞれ意味合いがあり、

その人体星図の配置によって人の本質や思考・人生観などを示す

ことになるため、九星気学のような星ごとに性格や本質が割り当てられている訳ではありません。

これらのように、九星気学は天体の配置を元に陰陽・吉凶を導く占術に対して、算命学は十干・十二支を元に人生の初年期や晩年期の宿命を導き出す占術となり、要素としては生年月日や干支など共通するものもありますが、基本概念は全く異なるという点を覚えておくと良いでしょう。

共に五行思想の哲学を取り入れた自然の摂理に重きを置く占術

共に五行思想の哲学を取り入れた自然の摂理に重きを置く占術

上記でも触れましたように、九星気学は算命学からの派生占術のひとつではありますので、大元の思想である「五行思想の哲学」は共通している点ではあります。陰陽五行については、
改めて説明の余地はありませんが、九星気学であれば

  • 一白水星(水の属性)
  • 二黒土星(土の属性)
  • 三碧木星(木の属性)
  • 四緑木星(木の属性)
  • 五黄土星(土の属性)
  • 六白金星(金の属性)
  • 七赤金星(金の属性)
  • 八白土星(土の属性)
  • 九紫火星(火の属性)

といった属性分類となりますが、算命学における十干においては

  • 甲(木の属性)
  • 乙(木の属性)
  • 丙(火の属性)
  • 丁(火の属性)
  • 戊(土の属性)
  • 己(土の属性)
  • 庚(金の属性)
  • 辛(金の属性)
  • 壬(水の属性)
  • 癸(水の属性)

といった分類となり、やはりそれぞれの干支で持つ意味合いがあります。

それぞれの十干が持つ自然界の事象については、木の属性は大木や樹木、草花。火の属性では太陽や焚火など、男女によって違いはありますが、こうした要素からも

算命学では自然の摂理に重きを置く占術

であることが窺えます。

また、算命学では「一つのものは、性質の異なる二つのものから成り立つ」という陰陽説の基本的な考えを取り入れており、生まれ持った本質的な性格や運勢を読み解く「陰占(いんせん)」、人体星図を用いてその人が持つ運気の強さや才能、人間関係を読み取る「陽占(ようせん)」で構成されます。

算命学の最大の特徴でもある9つのマスに分類された人体星図は、陽占で用いられる占図になるわけですが、そのマスに割り当てられる天報星や天印星などの十二大従星の位置や方角によって、その時々の運気や人との相性、結婚(配偶者)などを示します。

【人体星図が示す意味合い】

  • 頭:親など目上の人からみた自身の性格を示す
  • 左肩:初年期の運気・運勢を示す
  • 左手:兄弟姉妹・友人との関係を示す
  • 右手:配偶者との関係を示す
  • 胸:自分自身の現状を示す
  • 腹:子など目下の人から見た自身の性格を示す
  • 右足:晩年期の運気・運勢を示す
  • 左足:中年期の運気・運勢を表す

算命学における具体的な見方や占術の進め方は、また別の機会で取り上げる予定ですが、九星気学と算命学においては、占術に取り入れる五行思想は共通しているものの、その概念はまったく別物であり、

運勢を紐解くためのアプローチも異なる

という点は理解しておく必要があります。
九星気学は算命学から派生した占術であり、思想そのものは共通であっても、異なる占術であることから、それぞれの占術結果を適宜取り入れ、適切な判断を行うための参考材料として併用するのが理想かもしれません。

九星気学で相性や運勢が丸わかり!

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