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九星気学とは?起源と基本的な概念について詳しく学ぶ

九星気学とはなにか?その起源と基本概念を知ろう

九星気学とは占いの一種

九星気学とは占いの一種

九星気学(きゅうせいきがく)は、古代中国の思想に基づいた占いの一種となり、日本でも古くから使われてきました。九つの星(一白水星、二黒土星、三碧木星、四緑木星、五黄土星、六白金星、七赤金星、八白土星、九紫火星)は、それぞれ特定の方角や五行思想(木火土金水)に関連付けられ、特有のエネルギーや性質を持っています。九星気学では、それらに基づいて

  • 基本的な性格や本質
  • 運勢の好調な時期と不調な時期
  • 相性
  • 方位の吉凶
  • 家相の吉凶 など

を占うことができます。

ちなみに、初詣に行くと「厄年」といった案内の表示があるかと思いますが、実はこの厄年は九星気学の影響を色濃く受けているものです。神社によっては「○○年 大厄・九星早見表」などが掲示されていますが、厄年の中でも一番注意しなければならないとされる大厄(男性の42歳と女性の33歳)は、九星気学において自身の星(本命星)が北方位の坎宮(かんきゅう)に入ることを意味します。

この坎宮の「坎(かん)」とは、九星気学の大元である易経において「穴」や「水」を表し、暗くて寒くて身動き取れないことであり、九星気学において

坎宮入りは人生の転機や変化が多い時期

とされています。そのため、病気やケガや事故、心身の乱れなどの様々なトラブルが起きやすいとされており、大厄や厄年とされる年のはじめや節分に厄払いを受ける人が多いのです。

九星気学の起源

九星気学の起源

今から3千年とも5千年とも言われる古代中国に起源をもつ、伝統的な占いの一種である九星気学。商の時代(紀元前16世紀ころ)からの卜占の記録を集大成した「易経(えききょう)」の「河図(かと)」「洛書(らくしょ)」の流れを受け継ぐものです。河図洛書とは八卦(はっか)の基になったものであり、また、それに「五行思想」などの考えを受け継いでいると考えられています。

なお、日本に伝来したのは6世紀の終りの推古天皇の時代。
朝鮮半島南西部にあった百済(くだら)を経て、仏教と共に入ってきました。政治や戦術にも広く用いられ、貴族などに伝わりましたが、庶民に知らされることはありませんでした。

その後、時を経て江戸時代になると、清の国から様々な書物が入り、国の統治や政治経済において重要な役割を担うようになりました。江戸時代末期になると旅の行き先の方位などを決める「方位術」などが庶民にも広く普及し、用いられ親しまれるようになりました。

そして、明治42年になると、19才から九星学を学んでいた園田真次郎が実証経験を経て、方位術に九星学を組み合わせたものを「気学」としてまとめ、それ以降「九星気学」として広く用いられるようになったのです。

九星気学の基本概念

九星気学の基本概念

九星気学の基礎には、五行思想という古代中国の哲学があります。五行思想は、万物を陰と陽、そして五つの基本元素(木火土金水)で説明する体系であり、これらの相互作用によって自然界の変化や人間の運命が決定されると考えられています。

そして、九星気学ではその五行思想のエネルギーが九つの星に反映し、それぞれの星のエネルギーが個々人の運勢や性格に影響を与えると考えられています。

九星気学を占う場合には、まずは生まれ年で決まる星を「本命星」を割り出すことから始まります。本命星とは、九つの星のうち、その人が持つ基本的な性質や運勢を象徴する星のことで、生まれた年に基づいて決定され、一生を通じてその人の性格や運勢に影響を与えます。

たとえば、一白水星の人は水のエネルギーを持ち、柔軟で知恵深く、順応性が高いとされます。一方で、冷静で控えめな性格を持つことが多いです。二黒土星の人は土のエネルギーを持ち、安定感があり、忍耐強く、努力家であるとされます。三碧木星の人は木のエネルギーを持ち、成長志向が強く、活発で行動力がある反面、せっかちで落ち着きに欠けることもあります。

また、九星気学における運勢は年、月、日、時間ごとに巡っていると考えられ、年や月などの星の配置やエネルギーの変化によって、その年や月などの運気や出来事を予測します。

たとえば、一白水星がある年に吉方位に位置する場合、その年は全体的に運気が良く、物事がスムーズに進むとされています。逆に凶方位に位置する場合、困難やトラブルが多くなると予測されます。これにより、どの時期にどのような行動を取るべきか、注意すべき点は何かといった具体的なアドバイスを得ることができます。

また、九星気学は相性占いにも活用されます。本命星同士の相性を見て、結婚やビジネスパートナーとの関係性を占うことができます。

たとえば、火のエネルギーを持つ九紫火星の人と水のエネルギーを持つ一白水星の人は、五行思想の理論上、相克の関係にあり、性質がぶつかりやすいとされます。このような相性占いを参考にすることで、人間関係を円滑にするためのヒントを得ることができます。

このように古代中国に起源をもつ九星気学は日本で発展した占いでもあるのです。九星が持つエネルギーによって、個人の性格やそれぞれの運勢に影響を与えると考えられています。何か良くないことが続いている…そんな時には九星気学を参考にしてみてはいかがでしょうか。

九星気学で相性や運勢が丸わかり!

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