星座占いと聞くと、多くの方は12星座を思い浮かべることでしょう。
もちろん、自身の星座を認識していない人はいないほど、12星座は身近なものではありますが、本来の12星座は生年月日を元にした命術占い「西洋占星術(ホロスコープ)」で用いられる要素の一つ。つまり、単に「今週の〇〇座の運勢」といったように推し量れるものではなく、
太陽や月、その他惑星との位置関係・アスペクトが重要
であることは、意外と知られていません。
ただ、西洋占星術に限らず、九星気学なども含めた占星術の多くは難解なものが多く、本当に精度の高い占術を行うとなると、様々なアイテムや知識を駆使する必要があるため、万人受けしにくくなるといったデメリットもあります。
そこで近年注目されているのが「月星座占い」。
月星座占いとは、西洋占星術の一部を簡素化したような占術となりますが、生まれたときに月がどの星座に位置していたか?を基に、その人の本質の内面をリーディングするというもの。自身の誕生日と星座については、言わずもがな分かっていると思いますが、
出生時の月の位置なんて分かるはずがない
というのが本音かもしれません。
月星座占いにおける「月星座」という言葉の意味ですが、上記でも触れましたとおり、生まれた時の月が位置する星座のことを指し、一般的な12星座占いにおいては
生まれた日に太陽がどの星座に位置していたか?
となりますので、皆さんが良くご存じの星座占いとは対照的な存在となる占術なのです。ちなみにこちらは、太陽星座とか太陽星座占いなどと呼んだりしますが、今回ご紹介する月星座占いとは、基本的な考え方は太陽星座と同じでも、
太陽のリズムと月のリズムはまったく別物
です。太陽は1年かけて12星座を1周しますが、月は約28日前後の周期で12星座を1周しますので、極端な話、誕生日が一緒でも月星座は異なる人がいてもおかしくありません。月星座占いにおいては、
生年月日と合わせて出生時間も重要な要素
となってきますので、その点も踏まえて月星座占いを詳しくご紹介していきます。
この記事で月星座占いをより深く理解していただき、日ごろからリーディング内容を活用していただくことで、本当の自分をより深く理解できるようになれるかもしれません。さっそくですが、月星座占いの詳細を見ていきましょう。
月星座は別名「ムーンサイン」と呼ばれ、自身の内面を潜在的な意識を照らし出すと言われています。ちなみに余談ですが、対する太陽星座は「サンサイン」と呼ばれ、多くの方が耳にしたことがある12星座占いの元になっているのが太陽星座です。
月星座占いでは何がわかるの?
と思われる方がほとんどかもしれませんが、月星座占いでは
などを読み解くことができ、ギリシャ神話において「月は女性の象徴」でもあるため、女性に対して影響力がある占術として知られています。ホロスコープは、自身の星座に対して、太陽や月、その他の惑星との位置と角度(アスペクト)が重要視されますが、月星座占いにおいては、
自身の星座と月の位置が重視される
ため、ホロスコープを若干簡素化したような内容となります。
月に関する占術においては、月相占い(ルネーション)という占いも存在し、これは出生時の月の形(月相)を新月や満月、三日月などの8つの形に分類し、その分類によって基本的な性格や本質を読み解こうとするもの。
月星座占いにおいては、まずは自身の月星座を知る必要がありますが、以下のようなページで生年月日や出生時刻を入力するだけで、簡単に自身の月星座を知ることができるので、こうしたサイトを活用してみるのも良いでしょう。
参考:nuts wheel「お手軽ホロスコープ作成 」
https://nut.sakura.ne.jp/wheel/report.html
次に活用するのがホロスコープチャートです。
ホロスコープチャートが作成できるサービスも多数ありますので、書き方などの説明は割愛しますが、月星座占いにおいては、
月がどの12星座(サイン)に位置しているか
で、その結果や傾向が大きく変わってきます。
つまり、自身の星座の位置を示す太陽星座と、月の位置を示す月星座とでは、全く異なるサインを示す場合がほとんどで、太陽星座は意識や思考を示す天体であるのに対し、月星座は心の中の潜在的な欲求や無意識の性質など、主に人の内面を照らし出すのが月星座占いの最大の魅力かもしれません。
月星座占いにおいては、主に自身の潜在的意識を引き出したり、自身の性格や本質を見直すのに活用されます。これは、ホロスコープの基本原理として、天体が表す象徴が、近い天体にほど「個人」を作り、遠い天体ほど「時代」を作ると考えられているからです。
地球から最も近い月において、しいては月星座占いにおいては、個人を推し量るうえで最も適したホロスコープと言えるかもしれませんし、意識する相手との相性占いなどにも活用されます。
自身と相手の月星座の組み合わせ
であったり、
自身の月星座と太陽星座の組み合わせ
もまた、性格や人格を形成するうえで重要な要素となりますし、自身の才能であったり、将来的な成功につながるきっかけとしても、星座の組み合わせによる運勢の違いは把握しておく必要があります。また、相性を占ううえで欠かせない要素となるのが「4つのエレメント」で、九星気学や算命学などは5つに分類されますが、ホロスコープにおいては
上記のような分類となりますが、東洋占星術のそれとは異なり、ホロスコープにおける相性については、ホロスコープチャートにおける60°(アスペクトのセクスタイル)および120°(アスペクトのトライン)の位置が最も相性が良いとされています。
ホロスコープチャートの分析は、月星座占いのテーマとは少しかけ離れてしまうため、また別の機会で詳しくご紹介いたしますが、ホロスコープをより詳しく知りたいという方は、まず西洋占星術の基本「▼星座占い」から理解することが大切です。
月星座占いにおいても、基本はホロスコープの概念を踏襲していますので、単に月の位置がどのサインに位置しているかだけでなく、太陽星座とのアスペクトなども組み合わせたうえで、本当の自分と向き合うよう心がけましょう。
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