性格や運勢を知るためのツールとして活用している人も多い「星占い」。
誕生日によって割り当てられる12星座(太陽星座)を元に占い、明示された運勢や内容を見て、自分自身に言い聞かせるといった傾向にありますが、もっと深く占いたいと思うならば、
天体の配置を記録した図「ホロスコープ」
の活用をおすすめします。
ホロスコープでは、
などのような情報が得られるため、誕生日で占う星座占いよりも深い内容を占うことができるのです。
ホロスコープのリーディングは、初心者にとって最初は難しく感じるかもしれませんが、基本を押さえながら少しずつ学べば誰でも楽しめるようになります。
そこでこのページでは、星占いのやり方の基礎としてホロスコープを基にした運勢の紐解き方をご紹介いたします。
最初は複雑に見えますが、たとえるならパズルや物語を解き明かすような作業なので、まずは気軽に楽しむ気持ちで、星が語る物語に耳を傾けてみましょう!
特定の瞬間における天体の位置を示した図「ホロスコープ」には、その読み方や使い方によっていくつかの種類があります。
《出生図(ネイタルチャート)》
個人が生まれた瞬間の天体配置を描いたホロスコープで、その人の性格、才能、生まれ持った運命や人生のテーマを読み解くための基本的なツールです。
《進行図(プログレスチャート)》
出生図を基に、時間の経過に伴う天体の動きを反映させたホロスコープ。特に「1日=1年」という原則(セカンダリープログレッション)を用い、人生の内面的な変化や成長を読み解きます。
《経過図(トランジットチャート)》
現在または特定の日時における天体の配置を示したホロスコープ。これを出生図と比較することで、現時点の運勢や重要な出来事が起こるタイミングを読み解きます。
なかでも、出生図は「人生の設計図」ともいえるほど基本的なホロスコープになりますので、まずは出生図を読み解くことが第一歩です。
出生図を作るには、
をもとに作成することになりますが、ウェブサイトのホロスコープ作成ツールやアプリを使えば、簡単に出生図を作成できます。
■Star Navigator | ARI 占星学総合研究所
https://www.arijp.com/horoscope/index.php
■ホロスコープを作成する | 鏡リュウジ公式サイト
https://kagamiryuji.jp/horoscope/
なお、ホロスコープにはさまざまな要素が含まれますが、初心者さんであれば、まずは以下の3つの要素に注目してみましょう。
《太陽星座》
一般的に「星座占い」で使われる星座が太陽星座です。
これは、基本的な性格や人生のテーマを表すもので、たとえば、太陽がおひつじ座にある人は、リーダーシップにあふれた性格を持つことが多いです。
《月星座》
内面の感情や本当の自分を表す、「心の世界」を読み解くカギとなります。
たとえば、月がかに座にある人は、感受性が豊かで家庭的な一面を持ちます。
《アセンダント(ASC)》
生まれた瞬間、東の地平線に昇っていた星座で、「第一印象」や「外向きの顔」を象徴します。
たとえば、アセンダントがおとめ座の場合、几帳面で知的な印象を与えやすいです。
この他にも、金星や火星などの惑星の配置、惑星がどのハウスに位置するか、天体同士の角度(アスペクト)などで総合的に判断すると、個人の深層的な性格や運命をより詳細に読み解くことができるのです。
上記の太陽星座で紹介したように、テレビ番組や雑誌などでよく目にする「星座占い」は、太陽星座に基づいて占われ、基本的な性格や人生のテーマ、目的を象徴しています。
そのため、占い結果は一般的な内容が多く、すべての人に当てはまるわけではありません。
たとえば、ふたご座の人にとって良い日だと言われても、同じふたご座の人でも誕生日が違えば、太陽以外の月や他の惑星(例えば金星や火星)の位置によって、運勢に違いが出る可能性があるのです。
一方、ホロスコープは生まれた瞬間の詳細な天体の配置をもとに占うもの。
太陽星座だけではなく、月やアセンダント、どのハウスに入っているか、天体同士がどのようなアスペクトを形成しているか(角度)までを詳細に読み解くことができるため、星座占いよりも個人的かつ具体的な解釈ができます。
このように、星占い太陽の位置(太陽星座)に基づいて簡単な運勢を占いますが、ホロスコープは生まれた瞬間の天体配置をもとに、個人の性格や運命をより深く読み解くものです。
そのため、気軽に楽しみたい場合は「星占い」、具体的な自己理解を得たいときには「ホロスコープ」というように使い分けるといいのかもしれません。
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