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ドラゴンヘッドとは?人生の転機が分かる占星術の基礎知識を紹介

占星術におけるドラゴンヘッドとは?~人生の転換点や成長起点を掌握しよう

転換点と方向性を示すドラゴンヘッドとドラゴンテールの基礎知識

転換点と方向性を示すドラゴンヘッドとドラゴンテールの基礎知識

ホロスコープ(西洋占星術)の概念のひとつであるドラゴンヘッド。

別名「ノースノード」とも呼ばれ、占星術のなかでは重要なポイントとして扱われます。
具体的には、月の軌道(白道)と太陽の軌道(黄道)が交わる2点を昇交点(しょうこうてん)・降交点(こうこうてん)と呼び、ホロスコープでは昇交点をドラゴンヘッド、降交点をドラゴンテール(サウスノード)と呼びます。

ホロスコープ上でこれが何を示すかというと、

自身の成長や人生の課題、進むべき方向性を示す象徴

であり、困難はあれど進むべき道・進むべき未来を示すのがドラゴンヘッド、一方で快適だけど成長を阻害する過去からの慣習・依存しやすいパターンを示すのがドラゴンテールという定義になります。

ドラゴンヘッドもドラゴンテールも共にチャート上ではポイントとして扱われ、ホロスコープにおける天体とは別物となります。

特に後者においては、古い体質の会社組織によくある依存パターンで、変わらなきゃという意識はあっても、体質そのものはなかなか変えられないということを体験されている方も多いかもしれませんが、

  • 意識改革を促す・実行する=ドラゴンヘッド
  • 安心できる場所に停滞する=ドラゴンテール

と捉えると分かりやすいかもしれません。

ドラゴンヘッドもドラゴンテールも、周期的にプログレスチャート(進行図)に現れるため、その時における天体の配置によって様々な行動指針をリーディングすることができます。

例えば、ドラゴンヘッドと月が重なっている場合や、ドラゴンヘッドが位置する星座やハウスを見る、トランジットとプログレスとの組み合わせで行動タイミングを読むなど、具体的には次の章で詳しく取り上げますが、周期的に

ドラゴンヘッドが現れることで心理的意識が働きやすい

というのが本筋かもしれません。

ちなみに、チャート上に示されるドラゴンヘッド・ドラゴンテールの記号は

  • ☊(ドラゴンヘッド)
  • ☋(ドラゴンテイル)
ドラゴンヘッド
画像出典:【みのり】ネイタルチャート作成ツール
https://rensa.jp.net/horoscope(外部リンク)

となります。

今回は、そんな成長の起点や人生のターニングポイントとして意識されやすいドラゴンヘッドについて詳しくご紹介。実際の活用パターンやドラゴンヘッドが現れた時の天体の読み方など、具体的なリーディングに活かせる基礎知識から応用までをピックアップいたします。

過去の自分を客観的に見て進むべき方向性を定める

過去の自分を客観的に見て進むべき方向性を定める~サイン別象意リスト

では、実際にドラゴンヘッドの見方と捉え方について見ていきましょう。
前段でもお伝えしたように、ドラゴンヘッドは成長や学び、人生の課題、進むべき方向性を示す象徴で、人生の転換点や成長の起点を示すと捉えられているため、当然短期的な周期で示現される訳ではありません。ドラゴンヘッドは

黄道(12星座)を約18年半かけて1周する長期的なサイクル

であり、星座別にみれば1つのハウスに約18か月程度滞在するくらい非常にゆっくりとした周期で移動します。もちろん、反対に位置するドラゴンテールも同じ周期で移動しますので、短期的な方向性を示すものではなく、そもそも数週間~1ヵ月程度の短期的リーディングに用いることはありません。

ドラゴンヘッドの把握の具体的な方法としては

1,ネイタルチャート(出生図)におけるドラゴンヘッドのハウスの位置
※何座に位置しているかで、その意味合いや象徴は変化します。

2.現在を示すトランジットチャート(経過図)でドラゴンヘッドの位置を確認

ドラゴンヘッドがどのハウスに位置するかのハウス別象意につきまして、以下図表を参照してください。

ハウス別象意

その他にも

  • ドラゴンヘッドと実際の月の位置
  • ドラゴンヘッドと月の重なり(コンジャクション)
  • ドラゴンヘッドと水星や金星などの惑星とのアスペクト

などを用いて導く方法もありますが、まずは基本的な導き方としてシンプルなハウス別の捉え方をしっかりと押さえておくことが大切です。

なお、基本的にネイタルチャートにおけるドラゴンヘッドが仮に牡羊座だった場合(出生時間や場所は考慮せず)、そのハウスは第1ハウスとなり、その象意としては

自分の意思で行動・自己主張・主体的な人生がテーマ

ということになりますが、トランジットチャートで今現在の配置を確認したときも第1ハウスにドラゴンヘッドがあるような場合はどのように捉えるべきでしょうか?

つまり、ドラゴンヘッドが成長や学び、人生の課題、進むべき方向性を示す象徴であるのに対して、出生時のテーマと変わらないという状況においては

今このタイミングでさらに成長する可能性がある

と捉えることができるので、当然無理に進むべき方向性を変える必要もありませんし、新しい挑戦や自身の意思に基づく行動が、良い結果に結びつきやすい時期だと判断することができます。

これが反対に、出生時のテーマに対して、現時点でのトランジットがまったく別のテーマを指すハウスだった場合は、

転換期や成長期を示す可能性が高い

という判断ができます。

極端な話、例えばネイタルでのドラゴンヘッド(牡羊座の場合)とトランジットでのドラゴンヘッド(蠍座の場合)が正反対の位置関係となるため、これまで人生のテーマとして「自己主張」できたものの、蠍座の象徴に変化するタイミング・・・つまり

過去や慣習を手放すタイミング

という判断ができるので、こうした人生の転換期として注目するきっかけになるのが、ドラゴンヘッドの初歩的な捉え方となります。

楽な習慣を断ち切り苦行の道へ進む!ドラゴンヘッドが示す自己成長への道

楽な習慣を断ち切り苦行の道へ進む!ドラゴンヘッドが示す自己成長への道

上記のとおり、ドラゴンヘッドはこれまで歩んできた人生の転換期を意識させるタイミングとして捉えることができることは理解できました。
もちろん、必ずしも転換期を迎えている訳ではないものの、やはり何事においても馴れは生じるもので、

馴れているものほど居心地も良く堕落しやすい

という傾向がありますので、そういう意味では過去から続く楽な習慣を断ち切って、自身のスキルアップや新たな自分を見つけるために「苦行の道へ進む」という選択肢を与えてくれているのがドラゴンヘッドなのです。

もちろん、ただ闇雲に苦行の道へ進むのではなく、

ドラゴンヘッドが位置するハウスの象意をベースに

どの強みを活かせるように自身で意識したり行動を取ることになるので、過去の堕落した自分(必ずしも堕落しているとは限りませんが)から、新たな自分へチャレンジすることで、より人生を充実させるきっかけにすることができます。

なお、ドラゴンヘッドの解釈としては、

人生の転換点や成長起点

とされておりますが、仮に転換点の岐路に立った場合でも、これまでの人生のテーマ(ネイタルチャートで示されるドラゴンヘッドの位置)を踏襲しつつ、新たな知識やスキルを身に付ける、という考え方もあります。上記例のように

  • ネイタルノードが牡羊座(第1ハウス)
  • トランジットノードが蠍座(第8ハウス)
  • ※ノードとはノースノード(ドラゴンヘッド)のこと

だとした場合、人生のテーマは従来どおり「新しいことへのチャレンジ」、そこに蠍座の象徴「深い探求心と自己変革」を加えることで、新しいことへのチャレンジという人生のテーマにさらに磨きがかかり、

チャレンジ精神の塊のような人生が切り開けるかもしれません。

もちろん、第1ハウスにも第8ハウスにも、上記以外の金銭面や人間関係などの象意がありますので、厳密にはもう少し深掘りしてみていく必要があります。
各ハウスが示す象徴や象意については、過去記事「▼星座占いのハウスとは?あなたの特徴が発揮される場面を知る」にて、詳しくご紹介しておりますが、

まさに転職を検討する心理状態と同様

自分自身で環境を変えることは、心理的負担も大きいですが、それ以上にその先に控える違った未来への期待感の方が大きいという点では、ドラゴンヘッドの示現が人生の転換点になると言っても決して大げさではないかもしれません。

日常生活にマンネリ化を感じているようであれば、一度ドラゴンヘッドを手掛かりとした自分自身の変化に挑戦してみてはいかがでしょうか?

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