誕生日に基づいて設定されている星座。そのため、多くの人は自分の星座を知っている人がほとんどかと思いますが、ある星座の始まりや終わりの頃の星座の境目に生まれた人にとっては
どっちの星座かわからない…
といった悩みを抱えている人も少なくありません。
もちろん、星座の真ん中あたりに生まれた場合には全くといって悩む必要はありませんが、境目に生まれた場合には、星座と誕生日が書かれた一覧表を見ても、日にちが若干ずれていることがあり、
おとめ座だと思っていたら、本当はしし座だった…
なんて話しはよくあるものです。
ちなみに、これは太陽星座に限らず、月星座や金星星座を見る場合も誕生日で見るため同じことがいえるのですが、その理由としては、
各星座の開始日と終了日は年によって数時間ずつ差がある
ため、真夜中0時にカチッと切り替わるわけではないからなのです。
なお、星座と誕生日が書かれた一覧表の違いですが、それぞれが間違っているというわけではありません。
というのも、星座は地球の公転軌道と天体の位置によって定まるものであり、春分、夏至、秋分、冬至といった1年を4つに区分する四季の始点が、それぞれ新しい星座が始まる日となります。
春分の日とおひつじ座
星占いでは、春分の日を境におひつじ座が始まり、新たなサイクルがスタートします。日本人によっては「祝日」といった概念がありますが、そもそも春分の日とは太陽が赤道を越えて北半球に移動する瞬間となり、通常は3月20日か21日です。昼と夜の長さがほぼ同じになり、この日を境に日の出から日の入りまでの時間がだんだん長くなっていき、夜の時間が短くなる季節の節目となる日です。
夏至(げし)とかに座
星占いでは、夏至を境にかに座が始まります。
夏至は通常6月20日または21日となり、太陽が最も北に位置し、北半球で最も昼が長くなる日であり、北極圏では白夜になり、24時間太陽が沈むことがありません。
秋分の日とてんびん座
星占いでは、秋分の日を境にてんびん座が始まります。
秋分の日は通常9月22日または23日となり、再び昼と夜の長さがほぼ同じになり、この日を境に日の出から日の入りまでの時間がだんだん短くなっていき、夜の時間が長くなる季節の節目となる日です。
冬至とやぎ座
星占いでは、冬至を境にやぎ座が始まります。
冬至は通常12月21日または22日となり、太陽が最も南に位置し、北半球では最も昼が短くなる日であり、北極圏では極夜(きょくや)になり、日中でも太陽が沈んだ状態が続き、薄暗い現象となります。
なお、地球が太陽の周りを公転する周期は約365日ですが、正しくは
365日と約6時間(365日5時間48分46秒)
であり、1年が365日より約1/4日長くなります。それを補正するために、4年に1度「うるう年」を設けてその誤差を調整しています。
また、星座の切り替わりは天文学的な観測に基づいており、具体的な日時は毎年若干異なるため、星座の境目に生まれた場合には
生年月日と生まれた時間
で調べることで、正しい星座を知りえることができます。
生年月日と出生時間を入力することで太陽星座を調べることができるサイトもありますので、ぜひ参考にしてみてください。
※外部サイト「MAの太陽星座計算」
http://mysteryart.web.fc2.com/fortune/ftassun.html
これらのサイトを利用することで簡単に正しい星座を知ることができますが、そもそも星座の終わりの方に生まれた人は、次の星座に手を伸ばしているともいわれますので、
星座の境目生まれは2つの星座の影響を受けている
と考えるのもひとつの方法といえるのではないでしょうか。
境目生まれの場合には、どっちの星座が当てはまるのだろうと悩んでしまいがちですが、星占いをもっと詳しく知りたいと思う場合には、ぜひ一度プロの占い師さんに占ってみると良いかもしれません。
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