さっそくですが、本当の自分の性格がどのようなものか気になったことはありませんか?
粘り強い、行動力があるなどの長所や、決断ができない、自分の意見が言えないなどの短所は、人それぞれ異なるものですが、自分の生まれ持った気質について考えると、自分の強みや弱みがわかりやすくなるかもしれません。
気質とは、元々備わっている性質を表すときに用いられる言葉ですが、心理学の世界では、人が生まれながらに持っている性格の基礎部分と考えられています。活動性や生理的なリズム、反応の強さや目標に向けての粘り強さなどがあげられますが、これは先天的な要素や遺伝的な影響が大きいとされています。
たとえば、ある人は自然とリーダーシップを発揮しやすかったり、また別の人は細かいことに気を配るのが得意だったりします。これらの違いは、気質によるもので幼いころから現れることが多く、自分でも「なんとなく自分はこうだな」と感じることがあるものです。
しかしながら、性格や人格の形成は気質がすべてではなく、育った環境や経験によっても影響されるため、本当の自分の性格を理解するのは簡単ではありません。そこで今回は、自分を理解するために活用したい星占いと血液型について考えていきたいと思います。
星占い(ホロスコープ)は、あなたが生まれた日の星の位置から性格や運勢を予測するものです。おひつじ座やしし座などの12種類の星座は、
というように、それぞれ異なる性格や特性を持っているとされていて、自分の性格を知るためのヒントになります。
そのため、「おひつじ座だから行動力がある」と信じることで、その行動力を学校の活動や部活で活かす方法を考えたり、「うお座は感受性が豊か」とあれば、自分の感性を活かして、絵や音楽、文章を書くことにチャレンジしてみることで、自分の持っているかもしれない強みを発見することができるかもしれません。
ですが、自分の本当の性格は星座が決めつけるものではなく、また星座占いの性格や特性は全ての人が当てはまるわけではありませんので、星占いは楽しむためのものとして考え、参考程度にするのが良いでしょう。
A型は几帳面で責任感が強い、B型は自由なタイプというように、日本では今も昔も血液型による性格判断は人気ですね。
1970年代に日本の文筆家によって「血液型人間学」と呼ばれる本が出版され、それがきっかけとなって血液型で性格判断ができると考えられましたが、現代においては血液型によって性格が決まるわけではないことが科学的に明らかになっているため、
血液型占いはあくまでもエンターテイメント的なもの
なんですね。
とはいっても、なぜか当てはまってしまう気がするのが血液型占い。
いかがですか?なんとなく当てはまる気がしませんか?
実はこれ、星占いでもいえることですが、多かれ少なかれ誰にでも当てはまりそうな簡単な言葉であるため、信じてしまう人が多いんです。これはバーナム効果と呼ばれるもので、あたかも自分だけが当てはまると感じてしまう心理現象で、それを信じていると無意識にそのように行動してしまったりするのが人間の不思議なところです。
このように、星占いも血液型占いも科学的根拠はありませんが、何かしら自分自身の気づいていないことを発見することに役立つ場合もあります。
本当の自分を理解するためには生まれ持った気質を知ることにつながりますが、生まれ持った気質を知るためには、これまでの過去の経験や行動を振り返ることが大切です。
また、性格診断テストを活用することもひとつの方法なので、その結果から自分の気質を理解すると良いでしょう。そうすることで、自分の強みと弱みが明確になり、強みを生かしたり、弱みを補ったりすることが可能となります。
生まれ持った気質を知ることは、より充実した人生を送るためのきっかけとなりますので、ぜひ自分と向き合って素敵な人生を歩んでください。
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