つらさを察してくれない夫。わかってもらうにはどうすればいい？
つらさを察してくれない夫。どうしたらわかってくれる？【カルロッタ先生】
いなりずしと申します。
私は1児の母で、子どもは今2歳、相談したいのは私の夫についてです。
私自身のことですが、今年に入ってからずっと、体調不良が続いています。
命にかかわるようなものではないのですが、これが病気であることもわかりました。
私にとっては何か月も長引く不調はかなりつらく、しかも、めまいも一緒に起こるので、思わず家や道端でかがみこんでしまうこともしばしばです……。
夫は優しい人で、私が体調が悪くなって寝込んだり、道端でかがみこんだりしていると、
『大丈夫？』
と声をかけてくれます。
でも、私が『大丈夫だよ』と返答すると、そうか～と納得して、それ以降心配してくれないというか、私が大丈夫だという前提でいるようです。
大丈夫？ ときかれたら、よほどでない限り、私は大丈夫と答えるのですが、正直大丈夫でないことの方が多いです。
夫も、大丈夫？ と聞くまでもなく、私を見れば大丈夫じゃないことはわかると思いますし、仮に大丈夫だと私が答えても、大丈夫じゃないと認識してほしいというか、夫にもう少し私をちゃんと見て、大丈夫かどうか察してほしいと思ってしまいます。
ただ、夫は悪い人ではないのですが、色々と察するのは難しい人だともわかっています。
それでも、私の不調をもっと気遣って欲しいと思ってしまいます。
今だと、私が大丈夫と返答すると、その後一切心配しませんし、育児も家事も、私の体調が悪くなる前と同じように、主に私がやっています。
洗濯物の取り込みや食器洗いなど、私の様子をみて、今日は俺がやろうか、なんて言ってくれてもいいのに、と思ってしまうのです。
また、夫と二人目のことも考えており、その矢先にこのような体調不良、かなり不安になっています。
この不安のことも含め、もっと私のことを夫にわかってほしい、理解してほしいと思いますが、どうしたらよいでしょうか。
あなたのつらさを、もっとパートナーにわかってほしい、もっと言えば、察してほしい。
でも、お相手は察するのが苦手。
さあどうしたらいいのでしょう、という相談ですね。
ここで確認したいことがあります。
あなたは、夫が察してくれることを望んでいますか？
それとも、夫があなたに手を差し伸べ助けてくれることを望んでいますか？
この2つは、同じように思えるかもしれませんが、まったく違うことなのです。
もし、前者のようにあなたが夫が察してくれることを望むのであれば、そもそも察することが苦手なお相手に、あなたの頭の中で考えていることを、言動と違っても読み取ってほしいということですから、それができるようになるまで、相当に苦労されることと思います。あるいは、それはずっと難しいかもしれません。
でも、後者のように、あなたのことを理解してもらい、手助けしてほしいと思うのであれば、ごくごく簡単にそれは叶います。
であれば、私はあなたに夫が察してくれることをあきらめ、あなたへの理解と手助けを望む方へと進むことをお勧めします。
そう、自分を理解してほしい、手助けしてほしいとだけ望むのであれば、このご相談の答えはとても簡単になるのです。
それは、あなたの夫が、あなたに
『大丈夫？』
ときいたときに、正直に
「大丈夫ではない、助けてほしい」と答えることです。
あるいは、あなたがとてもつらい時には、我慢して察してもらうのを待つのではなく、
「今、私はとても辛いので、助けてほしい」
と答えることです。
今あなたは、無理をして、大丈夫でないのに、助けてほしいのに、いつでも
『大丈夫、助けはいらない』
と受け答えしています。
本当は大丈夫じゃないし、助けも欲しいのに、あなたからまったく逆の受け答えをしているのです。
人は単純なもので、言葉をその通りにとる人がほとんど。
あなたが大丈夫と答えてしまえば、人は大丈夫だとそのまま受け取りますし、手助けしてほしいと言わないのであれば、手助けはいらないと考えてしまいます。
だから、これをやめましょう。
大丈夫じゃないときは大丈夫じゃないと正直に答えること、助けがほしい時は、助けてほしいと言うこと。
これができれば、あなたのもやもやが一つ消え、人生はもっと快適なものになるはずです。
察してほしい、これを言う人は多いものです。
でも、実はこの察してほしいというのは、
『自分がわがままだと思われたくない、自分が悪者になりたくない』
という動機からうまれる受け身の態度でもあります。
助けてほしいけど、自分は何もせずこのまま、受動的でいたい、という態度は、人にも良く思われないものでもありますし、多くのトラブルやもやもやの発生源です。
そうであれば、察する、という行動をお相手に期待するのをやめ、あなたが自分から、夫にお願いしていくのが、もっと二人の関係を良くしていくことになると心得ましょう。
心配している洗濯物や食器洗いなどの家事も、やってほしいとあなたからお願いしましょう。
体調が悪いときは、正直に体調が悪いと率直に言うのです。
そうやって、夫と話し合うことができれば、ご心配の二人目についても、解決の道が見つかるのではないかと思います。
あなたの人生が、もっと明るく輝きますように。
あなたから変わってみることをお勧めします。
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