とあるサークルに入っていた、ミチモリと申します。相談したいのは、私の入っていた絵のサークル内での出来事です。
少し前に、サークルで絵の批評会がありました。その中で、私はサークル仲間であるAさんの絵を、
『私はAさんの動物の書き方は好みじゃないかも』
という趣旨のことを言い批評しました。
これは悪口として言ったわけではなく、Aさんの絵は非常にうまいのですが、若干ホラー系のテイストが入っており、私だけではなく、好き嫌いがはっきり別れるタイプの絵で、どちらかと言えば、可愛い系、自然系の絵が好きな私にとっては、好みと違う絵でもありました。
また、これに続けて『Aさんの絵が好みの人もいると思うし、このままで良いのではないか』というようなことも言いました。決して、Aさんを誹謗中傷するようなことは言っていません。
しかし、その後大変なことになりました。
Aさんは、サークル内のメンバーも多数関わっている個人SNSにて、
『サークル内でミチモリさんに誹謗中傷された』
『これはもう弁護士を頼むしかない』
『私はミチモリから攻撃のターゲットにされている』
『精神科にかかった』
等多数の人に発信し、実際に弁護士との面談を行ったときの領収証などをそこにアップし始めました。
Aさんは、『ミチモリさんがとんでもないことを言った、私は被害者で、身の危険を感じるほどだった』などなど、まるで私が彼女に殺人予告をしたかのようないいぶりでSNSに書いていましたが、私が言ったのは、誓って『私はAさんの動物の書き方は好みじゃないかも』という言葉だけです。また、その後言った『Aさんの絵が好みの人もいると思うし、このままで良いのではないか』という言葉と合わせても、誹謗中傷の意図がないことはわかるはずです。
しかし、AさんがSNSで私を加害者だ、とんでもないことを言われた、と書いたせいで、サークルの中で私は噂になり、非常に居辛くなりました。
そして、これだけでは終わりませんでした。本当にびっくりすることなのですが、このしばらくあと、弁護士から内容証明郵便で、Aさんに精神的苦痛を負わせたことを謝罪するように通知がきたのです。
私の方も、本当にびっくりしましたし、法テラス等で相談しました。そして、ことを穏便に済ませるため、Aさんに弁護士を通じて謝罪文を書き、お詫びのお金も包み、一件落着したかと思ったのですが……。
その後、和解したはずのAさんは、サークルでも、SNSでも『ミチモリさんが私に加害したことを謝罪した、あの人はとんでもない人だ、あまりにもひどいことをしたと認めて、私に謝罪金を支払った』等吹聴して回り、私は好きだった絵のサークルに居られなくなり、やめることとなりました。
サークルの中でも、彼女はちょっとしたトラブルメイカーであり、彼女を問題だと思ったり、遠巻きにしたりする人たちもいましたが、何人かが彼女の言い分を信じたこともあり、結局、サークルでできた私の友達とも、最終的には疎遠になってしまいました。
半年が経ちましたが、私は今でもAさんのしたことが許せず、夢にまでみるようになってしまいました。私は彼女に対して、一体どうするべきだったのでしょうか?
私は彼女に対して、一体どうするべきだったのか?
その答えが知りたい、ということですね。わかりました。どうすれば良かったのか、解説していきましょう。
今、あなたは自分が被害者だと思っているはずです。それはある意味間違っていないのですが、あなたがサークルを辞めることになり、トラブルメイカーAさんをここまで増長させることになった原因そのものは、実はあなた自身にあります。
振り返ってみましょう。
あなたは誹謗中傷を行っていませんでした。無実の人だったのです。
でもAさんが何か言ったとき、私はやっていない、なんてことを言うんだ、と怒りませんでした。そればかりか、Aさんがあなたを中傷したとき、Aさんに謝罪し、お金を包みました。
これは、まっとうな人が客観的に状況だけ見れば、あなたがとんでもないことをしたから謝罪し、お金を包んだと思うでしょう。
Aさんに謝罪し、お金を包んだあなたを、無実の人だと自然に思う人は、まず100人いて1人もいないと思います。あなたが無実を主張したとしても、客観的に見て、あなたは犯人なのです。
あなたは、加害が露見した犯人がやるような行動を自らやっています。であれば、皆に犯人だと思われても仕方ありません。
私がききたいのは、Aさんが、『サークル内でミチモリさんに誹謗中傷された』『私はミチモリから攻撃のターゲットにされている』と嘘を言ったときに、なぜあなたが、
『それは嘘だ!』『そんなことは言っていない』『何言っているんだAさん!』と、Aさんに反論したり怒ったりしなかったのかということです。
あるいは、Aさんの雇った弁護士から謝罪を求められたときに『私はやっていない!』『そんなことしていない!』と否定し、はねつけなかったのかということです。
私が思うのは、あなたは優しさと世間体の仮面をかぶった、究極の事なかれ主義に見えるのです。
あなたは、一見穏やかで親切で優しく見えるような人物なのかもしれません。しかし、本当はその場だけが収まりさえすれば、何でもいい、という事なかれ主義の面倒くさがり屋に見えます。
そうでなければ、やってもいないことを否定せず、受け入れるなんてことはありえないからです。
そうしたほうが騒ぎにならないから、そうしたほうが親切に見えるからみたいな理由で、誰にでも反抗せず、怒らず、謝って終わりにする、それがあなたの生き方ではないでしょうか?
確かに、それでその場は収まるでしょう。しかし、それは最終的にあなたを破滅させるでしょう。ズルい人間に狙われれば、最後まで搾り取り尽くされます。
さて、最初に戻ります。あなたは私に『私は彼女(Aさん)に対して、一体どうするべきだったのか?』とききましたね。
私の結論は、最初にAさんに怒り、反論し、自分が加害者であると認めるような行動をとらなければ良かった、というある意味当たり前のものです。
これからは、Aさんのような人に出会ったとき、自分に非がないとき、その責任を自分がかぶる、というようなことはやめることです。
その場が収まる、という理由で怒らず、抵抗せず、自分が損をしながら譲り続ければ、最後に訪れるのは、決定的な破滅です。
今回、サークルから追い出されるくらいで済んでよかったと思います。
この出来事は、あなたがこれからを生きる上で超えていくべき課題を示してくれたのかもしれません。
今回と同じ過ちを繰り返してはいけません。繰り返して言いますが、衝突だけを避け続け、その場だけを収めることを目的に生きれば、最後に訪れるのは身の破滅です。
あなたの恋愛運や本質が分かる
性格診断を今すぐ試す